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TOP > メディア向け情報 > 【1K・1LDK】の単身引越し料金相場表 引っ越し会社がまとめた決定版
りんごりくんの引越し総研
Research Institute of Moving

■引越し料金に相場なし、まずは相場感を把握しよう

 

賢い引越し会社選びには相場を知ることが不可欠
そろそろ引越し、引越し費用っていくらくらい用意しておけばよいもの?
いくつかの引越し会社から見積りをもらった、でもこれって安いの?高いの?
引越し会社選びの際にありがちなこういった疑問も「引越し料金の相場」がわかれば解決します。
このページでは、普段あまり馴染みのない引越しの料金相場を知ることで、賢くスムーズに自分にあった引越し会社を探す方法をお伝えします。

 

【このページのポイント!】
・引越し料金に定価はありません。しかし、料金幅はありますが「相場」は存在します
・相場はネット検索や一括見積り比較サイトではわかりません
・引越しのプロ(引越し会社の営業責任者)が過去の経験や、引越し会社の収益構造をもとに「本当の単身引越しの料金相場表」をまとめました
・この表を使って、各社に交渉することで安い金額を引き出せたり、比較検討の時間の短縮ができます

 

引越し料金の相場、知ってますか?
引越しには物と違って定価というものがありません。正しく言うと、引越し会社が「いくら欲しい(売り上げたい)」という金額を定価としている場合が多いですが、その定価で行われることはほとんどありません。

引越し料金をわかりやすく例えるならば旅行の代金のようなものです。季節や曜日によって料金が異なります。

なぜ引っ越しには定価がないのでしょうか?理由は主に2つあります。
1つは引越し料金を決定する構成要素が多々あること、またその構成要素は人それぞれ異なるので、定価が設定できないということ。
もう1つは時期によって需要の差が激しく、料金が変動するためです。

では、みなさんは前回の引越しの金額を覚えていますか?
どうでしょう、覚えている人は少ないと思います。
それもそのはず、引越しは「不動産契約更新」のタイミングで行われることが多いものです。単身の場合はほぼ賃貸契約、賃貸の不動産契約の更新はだいたい2年おきです。となると、どんなに最近でも「2年前」ですから、そんな前のこと覚えていないという人が大半です。さらに、引越しというのは生涯に数回しか経験しないことなので、費用感覚が養われません。

定価がなければ記憶もない、それが引越し料金に対してよくわからない、相場の感覚を持ちずらい大きな理由です。

 

ネット検索や一括見積り比較サイトを使った相場調査はあてにならない
引越し会社を探すとき、引越しは「少しでも安くしたい」と考える人が多く、「安い引越し会社」を探す傾向があります。
「まずは相場を知ろう」ということで「引越し 相場」や「引越し 料金 相場」などのキーワードでの検索をするかもしれません。検索結果の上位に表示されるのは「一括見積り比較サイト」が情報提供する相場紹介のページです。
わたしたち引越し会社からすれば、相場を知る方法として、これはあまりオススメしません。 なぜならば「一括見積り比較サイト」に掲載されている情報は、金額は「相場よりもやや高め」に設定されているからです。「相場よりもやや高め」に設定されている理由はいろいろありますが、簡単に言ってしまうと値下げができるように最初は高めに出しているのです。
関連ページ:まず見積り、なぜ引越し料金はすぐに確定金額が出せないの?

また、一括見積り比較サイトを使って各社から見積りを集めた場合、これは逆に相場よりも安めに料金を提示する引越し会社が多くあります。理由は簡単、問い合わせをさせたいからです。電話をしてもらって、直接話して営業したいからです。しかし、電話で話しているうちに「それは別料金」などと、本来なら標準的なサービスがオプション扱いになってしまっていて、結局は元の金額感に落ち着くということも多々あります。

 

 

■決定版 引越し会社がまとめた1K、1LDKの単身引越し料金相場表

 

過去10年・10万件の引越し実績を基にした料金相場
弊社の過去10年・10万件の引越し実績を基に、1K・1LDKなど単身の引越し料金相場をまとめました。一引越し会社であっても、日々の見積り提案の中で他社との比較・競争を行なっているため、自社以外の単身引越し料金の相場についても把握しています。
また、ここでは「やや高め」ではなく、値引き交渉を前提としない単身引越しの料金相場をお伝えします。つまり、引越し会社しか細かく知らない費用や利益率を素直に料金に反映したものです。
ぜひ、参考にしてください。

 

料金相場を構成する要素の説明
単身引越しの料金相場を算出するための構成要素は以下の通りです。

・トラックサイズ:引越し会社は、稼働するトラックの大きさでベースとなる単価を設定しています。稼働するトラックの種類は荷物量(言い換えると間取りや部屋の広さ)で決まります。単身者の引越しの場合はよほどの例外でない限り「2tショート」か「2tロング」のいずれかです

・カレンダー:旅行と同じで、需要が多い時は料金は高くなりその逆も同じです。引越しは通年で見れば3月、4月が圧倒的な需要期、月間で見れば土日と月末が需要期にあたります
・距離:ガソリン代や高速道路代などの経費が距離に関係しますが、それよりも重要なのは「移動時間」です。引越し料金は「そのお客様に掛かる総時間」で計算されています
※ご自身の移動距離についてはgooglemapなどを使ってお調べください

 

料金相場表


引越し会社から受け取った見積り金額がこの表にあてはあまらない場合は、何らかの条件に不足か超過があるか、その引越し会社が混雑していて空きが少ないかのいずれが考えられます。
関連ページ:暇な会社ほど安くなる!?引越し会社は引越し価格をこうやって決めている
また、トラックサイズ別の標準荷物リストを見ていただくと2つの観点があります。 1つ目は、荷物の品目自体は変わらず、サイズが大きくなった場合にトラックサイズに影響を与えることがあるということ。 例えば、冷蔵庫は単身世帯では標準の2ドアではなく、大きめの2ドアや3ドアである場合。テレビサイズは50インチ以上だと単身世帯としては稀です。またベッドはシングルとセミダブルでは標準的な大きさの場合幅が20cmしか変わりませんが、部屋に置いてみると大きな違いがあります。 2つ目は、単身でも部屋が広めでないと持たない荷物。その代表的なものとしてソファが挙げられます。 こういった荷物を含んでいる場合にトラックサイズが2tショートから2tロングになる一つの判断基準となります。

 

 

■相場金額表を使って交渉してみよう

 

<活用方法1>初期見積り時の交渉時間短縮に
引越し会社への見積り依頼の際に、この単身引越し料金相場表の金額を伝えてみてください。そうするとこの相場表の金額程度か、それより安い金額を提示してくる可能性が高いです。無駄な交渉時間がかからず済みます。
理由は、他社の金額より少し下げてでも受注しようという引越し会社が多いからです。
裏を返せば、何の金額基準も伝えずに見積り依頼をしても安い金額が提示されることはほとんどないとうことです。

 

<活用方法2>最終選定の際の指値交渉に
引越し各社を比較検討していて「そろそろここに決めようかな」と思ったら、この単身引越し料金相場表の金額からいくらかマイナスした金額の指値で交渉してみてください。ここで重要なのは、ご自身が納得のいく金額にするということです。
引越し会社に交渉をする際は「いくらくらいになりますか?」ではなく「○○円でできますか?」をおすすめします。「いくらくらいになりますか?」の場合は、まだ他社との交渉の余地を残した金額が提示されてくることが多く、最終金額は出てきません。比較検討に時間を費やすことになってしまいます。
この単身引越し料金相場表の金額をベースに希望額を定め、その金額で引越し会社に交渉をしてみてください。

 

 

■まとめ

 

費用と時間の短縮が賢い引越し会社の選び方
いかがでしたか?
引越し料金はそもそも定価がないため、相場を知ることがよりよい引越し会社選びの第一歩です。
しかしネット検索や一括サイトを通じた相場調査は、正確さに欠け、時間もかかるためあまりおすすめの方法でありません。
ここで紹介する単身引越し相場料金表を用い、相場を知り交渉をすることで、かかる費用と時間の削減のお手伝いができればと思います。